2011年08月23日

特別編3 渋谷金の蔵映画館『キラー・インサイド・ミー』

 オシリペンペンズの道下さんが毎月開催されいてる『月曜日の四様』というトークイベントがあります。先月、それにださせていただいた際、中原昌也さんも一緒で打ち上げの時に「今年の現時点での一位の映画なんですか?」と質問したところ『キラー・インサイド・ミー』と即答されていました。高橋ヨシキさんもあれは最高だと口をそろえていて、新潟では上映しなかったので上京した際に見なかったことを大後悔したんですよ。

 ところが、先日たった1回きりの再映が渋谷ヒューマントラストシネマで、しかも中原さんのトークイベントつきであったので、絶対見逃してはならないと他の大事な仕事もそっちのけで、もしチケットが買えなかったら大変だと前日に渋谷まで買いに行きました。

 よく調べずに見に行ったんですが、映画評論家の滝本誠さんが主催されているフィルムノワール特集の一環として上映されているようでした。上映前に滝本さんと中原さんのトークがあったのですが、なにやらモヤモヤとした話ばかりであんまり盛り上がらなかったんですよ。しかもわざわざ前日に買いに行った割に客席はけっこうスカスカでした。みんなはもう見たのかな?

 しかし見終わってみると、この映画なにも事前に語れない構成になっていました。だから見る前にネタバレしないでくれて本当にありがたかったんですが、なぜ上映後にトークじゃなかったんだ?と思いました。




 今回も川崎タカオさんがイベントで来られなかったため、代わりにというわけでもないですが映像作家の納戸正明さんにご登場いただきました。納戸さんの指摘が素晴らしいんですよ。

 この映画は中原さんや高橋さんが大絶賛している分、期待がパンパンになってしまい、見ている最中、面白いけどそれほどかな〜とモヤモヤしたところがありました。ところが、見終えて納戸さんと話していると、その模様は録音されているのですが、しゃべっているうちに叫びたくなるような、いやこの映画はすごい!とだんだん明瞭になっていきました。ちょっとここでも何も書いてはいけないような感じなので控えますが、DVDも近々出るとかもう出たとかいう話もあり、ぜひともご覧いただいた後にお聴きいただきたいです。

 しかもこの映画、ただ見ただけだと、オレみたいなボンヤリした人間は次にヤンマガとか読んでしまうと何も気づかないまま普通に面白かったくらいの印象になってしまうような感じがあります。さりげないところにすごくいいものが配置されているんですよ。ちょっとそういうところに気づけば話したくなってしまう映画でもあると思います。オレは1位とまでは押せないですが傑作なのは間違いありません!

 今回の音楽は新潟在住のミュージシャン、32方位さんの最新CDよりタイトル曲『テープとスペクター』を使用させていただいております! 曲の中のざわめきは金の蔵の店内の音ではなく、音楽にそもそも入っていてそれがいい具合につながっているんですよね。古町ブックオブデイズで840円で発売中!
posted by 古泉智浩 at 01:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 特別編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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